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2話「おつかい」


「つばさのきしさま~!」

ミゲイルの呼ぶ声に、私ははいはいと裏庭から顔を出した。

「どうかしたの?」

「よかったぁ!まだいらして!」

「?」

何か用事かな?と疑問に思いながらミゲイルに近寄ると
ミゲイルはポケットから小さな箱を取り出した。

「これをお出かけついでに届けてほしいのですよ~」

「ええと‥‥何処の誰に?」

今日はメギストリス方面へ向かうつもりだったから
プクランドのどこかなのだろうが‥‥

「えっとですねぇ‥‥ミュルエルの森の木の上丁です!」

「んっ?」

住宅村が増えたとは聞いたことがない。
ましてやミュルエル‥‥?

聞き間違いかとも思ったが、そうでもないらしい。

「木の上って‥‥ウィンダー本当にいるの?」

私はおかしな依頼に首を傾げるしかなかった。

ちなみにウィンダーとはお伽話にでてくる鳥人で
オウムのような翼と尾羽を持った人の形をした種族だ。

他にもたまに繋がることのある別世界のバランチカという
鷹だか鷲だかのような翼を持った鳥人もいる。

「いえいえ。いるのは栗鼠の家具屋さんですよ~」

「栗鼠?!」

そこにまず驚いたが、何故そんな知り合いがいるのかも気になる。

「工具が壊れてしまったと言うのでなおしたんですよ~
でもボクでは届かないところに家があるので届けられないんです~」

どうやら栗鼠は自ら出向いてミゲイルのところに修理の依頼にきたらしい。

‥‥ここまでコネクションのある世界宿屋協会が恐ろしい。

「あー‥‥うん。わかった。」

私はそれを引き受けたが
私の背の翼は飛べないから‥‥木を登るしかなさそうだ。


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