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○第二章第十九話「戦争3」

UV様たちの戦闘。

そういや、この話は第三者視点とかでもないのに丁寧ナレーションじゃなかったorz
まぁ‥‥戦争の話(わ)を丁寧にしても、ねぇ‥‥?(汗)









1つはιのUV様。

1つは6つ子である?τのUV様。

夫々が、何故か幾つかの方向から映し出されていた。

ιUV様は、単独で戦闘をしている。

大量の小型の戦闘ボットを操り、1人お祭り状態だった。

「う、UV(ウルトラヴァイオレット)様‥‥」

引き気味のコーレア。
映し出されたιUV様は‥‥何故か笑っていたからだ。

もう一方のτUV様たちは、円盤のような乗り物に6人で乗って
ぐるぐると回転しながらレーザー系の攻撃を放っていた。

酔わないのだろうかとも思ったのだが、その心配は要らないらしい。
どうやら、それがこのUV様たちが集まった時の移動手段兼戦闘手段のようだから。

乗り物から発射されるレーザーと
6人の内、機体を操作していない3人のUV達が抱える武器から出る複数のレーザーで
周辺‥‥とは言えない範囲の敵を次々に蒸発させていた。

しかしこれは同時に、町を破壊するものでもある。
UV様の武器は、何よりも強力なのだから。

恐ろしい光景だ。

τUV様たちに、表情がないのがまた恐ろしい所だ。

と、私はあることに気が付く。

「ネメシア‥‥。」

「はい?」

「ιのCPUと、FCCCPは? 映って居ませんよね?」

「‥‥あれ?そういえば‥‥」

「何故UV様の近くに居ないのでしょう? まさかとは思いますけど‥‥」

戦闘している区域が違う?

私は、他の写っているモニターをぐるっと見回すも
それらしき制服を着ている市民や、CROSSを付けている市民は見当らなかった。

「居ない‥‥? 偶然写っていないだけにしても、おかしいですね‥‥」

特に、FCCCPに関しては、市民の大半が此処に所属しているはずなので
見ないというのは、まずありえないと考えていい位だ。

「閉鎖地区のモニターはないのかしら?」

コーレアが言う。

確かに、閉鎖した地区を写したモニターは、見る限りではないように思えた。

もしも、そこに避難しているのだとしたら話はわかるが
CPUやFCCCPは全員が戦力のはずだ。
UV様が戦うというのに、自分たちが逃げたということはないと思いたい。

(まさか全滅‥‥?)

それも、ないと思いたかった。

と、突然コンピューター様の放送がブツリと切れた。

「何?!」

「!」

そして、キーン‥‥というハウリングした時のような音が鳴った後
女の人の声が聞こえてきた。

『ιの愚民共よ‥‥よくお聞きなさい。』

モニターに映し出されているιUV様やτUV様にも聞こえている放送らしく
煩わしいと言わんばかりの表情をιUV様を浮かべていた。

「βUVの声‥‥か‥‥」

ボソリと言う私。
それに対して、黙って3人が頷いた。

『今日からこのコンプレックスは、私たちβが支配します。
 データ人間など不要です。ですが、どうしても生き残りたいのならば
 この戦争から逃げず、降伏せず、私たちと共に戦い、勝利するのです。』

(仲間を裏切れと‥‥?!)

『もう1度言います。どうしても生き残りたいというデータ人間は‥‥』

私たちは、顔を見合わせる。

もしもこの放送が、コンピューター様の放送をジャックする前から
どこかで流していたのだとしたら‥‥??

「UV様が危ない‥‥!」

でも、私たちは此処を動くわけにはいかない。
こう言う時、どうしたらいいのだろう?

まさか、ιの中から裏切り者が出るなんて誰が思っただろうか?
パージなら兎も角、CPUとFCCCPは納得がいかない。

いや‥‥よく考えれば納得できる。

生き残ってβに従えば、自分たちの地位が約束されるとでも思ったのだろう。
全く、悲しい話だ。

(さあ、どうする?)

頭を回転させるんだ。いや、物理的にではなく。


私たちに考える隙を与えることなく、またもや侵入者が現れた。

‥‥UVだ。

紋章を見る限りυ(ウプシロン)のUVらしい。
まさか、UVがここに乗り込んでくるとは‥‥!!

「あら、β目的の子猫ちゃんたちは此処を守っていましたのね。」

私たちは、すぐに戦闘態勢へと入る。
別にUVを倒せるとは思っていないが、コンピューター様は守らなければならない。

「そこの半獣が旧世界人‥‥ということですわよね。あとは全員天然物、と。」

「‥‥!」

その発言に、旧世界人?と私に視線を送る3人。

「ふふ。口が過ぎましたわね。でも、私は貴女方を傷つける道理がありませんの。」

「‥‥‥‥。」

「ここに、偽者の旧世界人は混じってらっしゃらない?
 私はその溝鼠(ドブネズミ)を壊したいだけなんですのよ。」

「偽者の‥‥?」

思わず、反応してしまいました。

「そう、偽者の。 このιに潜り込み、本物の旧世界人‥‥貴女を狙っていますわ。」

「!!」

どういう意味だろう?

私は少し考える。
だが、同時に巨大なシールド兼銃へと変化させたマントや裾を展開するのは忘れていない。

でも、なんとなく判っていた。
ニイナは旧世界人のはずだ。そして、それなのに私へと形態変化(?)した。

それは即ち、どういうことなのか‥‥?

そう。ニイナこそが、偽者の旧世界人なのだ。
私は、ニイナたちに捕まるまでは信じていたかったけれども‥‥。

「居ないみたいですから、私は此処で失礼いたしますわ。
 パージの相手は疲れるからしたくないのですけれども
 パージの中に居るのでしたら、仕方がありませんものね?」

υUVは、言うだけ言うと去っていってしまった。
戦わずに去るだなんて、変な話だ。

それに、βに協力しているのであれば
私たちを捕まえればそれで終わる話だったのではないだろうか?

私たちは顔を見合わせ、υUVは単なる天然なのだということにしておいた。


結局、ιからβ軍側にいったのは
パージ、イルミナティ、CPU、FCCCP、アース・マザーズだった。

先程の放送の件もあってか、戦況は一気に悪化する。

一言に悪化と言っても、裏切った市民達にも悲劇が降りかかっていた。

それは‥‥

味方になったはずのβ軍に、半分以上がやられたということだ。




人間が 約束を守るわけがない。

ましてや βUVは、別に約束をしたわけではなかった。
ただ、自分たちと共に戦い、勝利しろと言っただけ。

だから 何とでも言い逃れが出来る。






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