上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
○第二章第十六話「裏切り者と‥‥」

トラブルシューターの中に、裏切り者が潜んでいました。
因みに私はまだ 密偵 のプレイヤーを見たことがありません。






「エリ‥‥ダ‥‥? どういうことだよ!」

キケが、信じられないものを見るような目でエリダに詰め寄る。

「ぁあ? どういうことって、こういうことだよ。」

「裏切り者‥‥いいえ、反逆者、覚悟なさい!」

槍を構えるセナに対して、へらっと笑うエリダ。

「アタイ1人が相手ならそれで良かったと思うけど、今は時を考えた方がいいぜ?」

「へっ? あ!!」

パンッと撃たれて、セナは蒸発した。

アガシャは、後ろでへたりそうになっているソーニャの手を握る。

「とにかくっ、その人を今すぐ降ろしてくれ!」

「いいよ。 全く、ιの人は後先考えないのばっかりだね。」

「! だめ!!」

ソーニャの叫びもむなしく、ミゼルをはいっと放すチェック。

支えを失ったミゼルは、そのまま落下‥‥したが、受身だけは辛うじて取れたようだ。

「がっ‥‥う‥‥‥‥」

「用心棒業してるだけあって、丈夫だねぇ。キミ」

「用心棒‥‥?ってことは、ミゼル様?!」

「そーだよ。そんなことも知らないで助けに来てたの?キミたち。」

馬鹿にするような物言い
それを、キケは特に気にはしていなかった。

今目の前に居る裏切り者のエリダの存在と
明らかにQ0副社長にしか見えない人物が実は用心棒が化けた姿であることに
驚いていたからだった。

「すま、ない‥‥私は‥‥形態変化、で‥‥副社長さんに‥‥化けて、い、た‥‥んだ」

こんな時の、ために、ね。
と、ニヤリと笑うミゼル。

そして、重たい風と共にその姿を本来の物へと変化させた。

たった今さっき首を落とされたエミルと、瓜二つ。

そして、その手には
携帯核が握られていた。

「なっ、お前、いつの間に!!」

「私は‥‥職業柄、敵から物を盗るのは、得意‥‥で、ね‥‥」

「ソーニャん、逃げるよ!!」

「で、でも!!」

「あれ起動させられたら生きてらんないよ!!」

「判っています!判っていますけど‥‥けど‥‥!!!!」

「アガシャの言うとおりだ!ソーニャ逃げろ! お前が居ても、足手まといだ!!」

「‥‥!!!!!」

その言葉にショックを受けるソーニャ。

確かに、筋力スキルと器用スキルは取得できない所為で
扱える武器はレーザーガンのみではある。

それでも、同じトラブルシューターのチームなのに‥‥。

それを、痛々しい目で見るミゼル。

店員のとりえと言えば、エナジーフィールドの正確性とサポートくらいだ。
戦闘には、向いていない。

だからあの店には、用心棒が何人も雇われているのだ。

「おっと、ねずみ一匹たりとも逃がしはしないよ?」

何処に隠していたのか、大量の銃を取り出すエリダ。

そこへ、セナのクローンが送られて来て、戦闘が始まった。

「俺達が足止めしてる間に、出来るだけ距離を稼げ!!」

「ううっ‥‥」

ソーニャは、アガシャに引っ張られるまま走る。

「ソーニャん、キケはあんなこと言ったけど、本心じゃないからね?」

「判ってます‥‥ありがとう、アガシャさん‥‥」

「この依頼、失敗になっちゃうかな?」

「判りません‥‥いえ、多分、失敗だと思います‥‥
 エミル様も‥‥倒されてしまうだなんて‥‥それに
 救出対象であるミゼル様を連れ出せない現状‥‥
 どうしてか居ない、副社長のことも考えると‥‥」

「だよね‥‥何とかしてミゼル様を連れ出せればいーんだけど」

アガシャが呟くのを聞いて、ハッとするソーニャ。

(そうよ、私にはエナジーフィールドがあるじゃない‥‥!)

「アガシャさん!」

「ふぇ?」

「戻ってください!!」

「えっ、なんで?! 危ないよ!!」

「だからこそです! 私には、フィールドがあります!!」

「どうするの?!」

「私の運に賭けます! 上手くいけば、ミゼル様も私達も無事で済みます!」

ソーニャは、エナジーフィールドの連続使用に賭けることにした。

その賭けは、吉と出るのか、凶と出るのか‥‥

「それに‥‥」

「それに?」

「まだ、みなさんとお弁当を食べて居ませんから!!」





※気が向いたら挿絵、後で挿入します。
※フィクションです!フィクションです!くしゃみの効果音ではありません(
関連記事
スポンサーサイト
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。