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○第二章第十話「自宅謹慎」

どうもー。
外部コンプレックスからの侵入を許してしまったι
いよいよ危険です。
インターナルセキュリティーとCPU、FCCCPが協力して
ι市内の警備などの強化をすることになったのはいいのですが
私はどうしてか自宅謹慎になってしまいました。

UV様が、危険だと判断したようです。








「じ、自宅謹慎‥‥」

通常は刑や処分に使う言葉なので聞こえが悪いですが‥‥
平たく言えば、家に隠れてろって話のようです。

「別に私が悪いことをしたからって訳ではないのですよね?」

「はい。単に危険だからです。」

「店がですか‥‥」

「市内全体ですかね。あとは、貴女自身が」

「はあ‥‥なるほど?」

理解できるような、出来ないような。

でも、またあの変なのがうろついて暴れられても困ります。
そう考えると、居ないことを装うのがいいのか‥‥
それよりは、もういっそのこと前に出てしまった方が
他の市民達は安全な気がするのは気のせいでしょうか?

色々な考えがあるって、大変です。

「謹慎中は、どうすれば‥‥? 訓練もしないといけませんよね?」

「ああ、それですが‥‥」

UV様は端末を手に取ると、何かピコピコと操作し始めます。

「貴女の自宅の転送装置の行き先に、此処を加えてロックしました。」

「へ?」

「ただいまより、此処以外の転送装置からは
 貴女の家、その周辺の地区へ侵入することは出来なくなりました。」

「あの‥‥社‥‥フローライトさんはどうすれば?」

確か、近所だったはずです。

「彼女は店の用心棒に送らせれば大丈夫でしょう。」

「な、なるほど?」

他の人にも、いきなり迷惑が掛かっている気がするのですが
歩くのは健康の為、そして完璧な市民としての義務なので
まぁ、良いということにしておきましょう。

「ところで、その間、私は仕事を休まなければなりませんが‥‥?」

「その辺りは既に店の方に通知してありますから、大丈夫ですよ。」

「此処から飛んで通えって話にはならないのですね‥‥」

「逆探知されても困りますからね。」

「‥‥なるほど?」

UV様、ぬかりないです。私的にはorz

「さて‥‥此処から少し重要な話になります。」

「‥‥はい。」

「この間、貴女の店に現れた3人組ですが‥‥οの者と判りました。」

「ο‥‥」

以前、騙された依頼で地上に出た時に戦闘になった相手です。
あの時に見た人とは違っていましたが
私を探している時点で考えれば、仲間と考えるのが筋でしょうか?

「はい。何故かは判りませんが‥‥貴女を狙っているようですね。」

「やっぱり、この変な力の所為ですかね‥‥?」

「まあ、サイオンが活発なοですから、恐らくはそうだと思いますよ。」

UV様は、つまらなさそうな目をして言います。
そう見えるというだけなので、実際にはどう思っているのかは判りません。

「貴女には、外のコンプレックスについて少し勉強しておいて貰います。
 ο以外にも、いつ、どこから来るか判りませんからね。」

実際、αから移住という形で乗り込んでいますもんね‥‥。

「判りました。」

「それでは、こちらの書物を自宅へ送っておきます。」

そういってUV様が出したのは、山積みの本でした。

「Σ」

「ふははは、見ろ!本が山のようだ! ‥‥コホン。」

「お茶目な一面もあったのですね、UV様‥‥。」

「私も市民の1人ですからね。」

(にしても、かの有名な空飛ぶ古城の名台詞風なことを言い出すなんて
 実はιのUV様はトレッキー所属だったりして‥‥?)

「訓練の時は、此処へ来てください。
 貴女なら、人数が揃わなくても訓練してくれるでしょうから。」

「そうですね。揃わないからと言って何もしない劇団の手伝いを
 (忙しくて出られなくなったから代わりに出てくれという嘘をつかれて)させられて
 私だけが1人で自主練習をしていた所為で、結局劇団がどう動けばいいのか
 判らずに地味に痛い目を見たという例が昔ありましたので。」

「‥‥なんという完璧じゃない市民達」

「この時代じゃ、即ZAPものですよ。」

「そうですね。」

でも、いつそんなことがあったのか、私はもう覚えていません。
ただ、台本を見ながら、ほぼアドリブで演技をしたのだけを覚えています。

「あの‥‥」

「はい?」

「他コンプレックスのことを、知ってもいいのでしょうか?」

「‥‥‥‥。」

私の質問に、UV様は少し考えるようなしぐさをします。

「本来ならいけません。ですが‥‥貴女は知らなければなりません。」

「理由は、聞かせていただけませんか?」

「そうですね、この情報のSCはUVですので‥‥」

「それは確かに聞けませんね‥‥」

「HKに開示していい情報がその辺りまでだ‥‥と考えていただければ」

「判りました。」

話が終わって私が自宅へ帰った後、
UV様は何も無い上を見上げました。

「τUVからの密告が無ければ、どうなっていたか‥‥」

その呟きは、誰にも聞こえません。





※気が向いたら挿絵、後で挿入します。
※フィクションです!フィクションです!くしゃみの効果音ではありません(
※劇団の辺りは実際のお話です(笑)嘘だと判ったのはメッセINし続けてたから。
 ブラックリストにぶち込んだら逆ギレされましたけど。これだから人間は嫌なんだ。
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