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○第二章第二話「情報の流れ方と変化の仕方」

どうもー。
あの新聞の他に、ウ.ィ.ル.ス.的な感じで
結構色々と出回ってしまったみたいです。
でも、内容はどれもデタラメな物ばっかり‥‥

市民の中に、不安と混乱が生まれたのは言うまでもありません。







「これからこのιコンプレックスはどうなってしまうんだ‥‥」

そう言いながら、メロンソーダで酔い潰れて(?!)いる人を目の前に
私はグラスを拭いていました。

「私にも判りませんが‥‥変わるなら希望がある方向が良いですね」

「希望‥‥希望‥‥」

「はい。今よりも、もっと良い方へ転んでくれたらいいな‥‥と思います。」

「そうですねえ‥‥しかし、UV様が交代だなんて‥‥」

「今までにそういった例はありませんでしたっけ?」

「いや、あったそうですよ‥‥ただ、少なくとも私が生まれる前ですねぇ‥‥」

「そう、ですか‥‥」

「ええ。だから、自分がまだロストする前にそんなことがあるだなんて、思いも‥‥ういっ」

このジュース、アルコールは入れてない筈なのですが、どうしたのでしょうか?
‥‥と思っていたら、単なるしゃっくり+半寝でした!!

「確かに、そうそう無いことですものね‥‥」

私はそう答えておきましたが
今のUV様が何年UVをしているのか、ますます気になってしまいました。

オーリアたちを知っているので
少なくとも35年は生きていなければおかしいことになります。
UVはその内の25~30年位‥‥
そう考えれば、あの見た目も納得はいくのです。

ですが‥‥
今のUV様が産まれた時、何歳の時のデータだったのか
と言うのも1つの問題になってきます。
成人したデータで生まれたのなら、うん十年も経っていたら
あの見た目は少々若すぎると思ったからです。

「あの、お客様‥‥変な事をお聞きしても?」

「はい?」

「今のUV様が何歳か、お分かりになりますか?」

「‥‥何、歳‥‥?」

「はい。」

「そう言えば、私がトラブルシューターだった頃は
 そんなこと考えたこともありませんでしたね‥‥」

「余裕がありませんものね、トラブルシューターの仕事中は」

「ええ。 ‥‥何歳‥‥何歳でしょうね‥‥」

目の前のお客さんには、判らないようでした。

この後、さりげなく自称用心棒さんやアリエッタにも聞いてみましたが
2人もUV様については知らないようでした。

「せめて、何年周期でUV様の交代があるのか判らないかな‥‥」

仕事が終わってから、街の中にある紫の端末で情報を閲覧します。
SCがVなだけあって、大体の情報を入手することは出来ますが
核心に近い所の情報はそう簡単には入手できません。

それこそ、ハ.ッ.キ.ン.グ.を掛けるとかしなければ出来ないLvです。

「いや、ある意味総理大臣とか皇太子みたいな物だろうし‥‥
 周期なんてあるのかな‥‥?無いよなぁ‥‥」

私は、本人に聞くという選択肢が頭から抜けていることに気が付きませんでした。



情報の流れ方‥‥それは誰かの言葉。

でもその形は様々です。

真か偽かは置いておくとして。


私が二人に聞いた質問も
さり気なく他の人にも質問をされて、じわじわと伝わっていきました。

そしてそれが、変な方向へと曲げられて
いつしか 全く別のものになるのです。

でもそれが
誰が最初に聞いたものなのかは、誰も知りません。

私も、さり気なく他の人に聞いたアリエッタと自称用心棒さんも
それが自分たちの言葉が始まりだとは思いませんでしたから。



パージから流れた情報
それは、誰かが改ざんした偽りの情報。

ウィキペディアンが私たちに話した情報
それは、ほぼ正確な情報。

私がそれとなく聞きたかったが為にした質問
それは、2つの情報と混ざり合って
わけの判らないものへと変化しました。


「UV様の座を狙う市民が居る」と


人間は様々です。

思考も、捉え方も。

曲解、極論、すり替え、勘違い、誤解

誰だって通る道です。

だって
そう思って、そう感じて、そう関連付けて、そう信じたのですから。

こうに違いない、こうでしょ、こうで当然

きっと、だから、多分、恐らく、すなわち

それぞれに思う真実が事実とは違うことを
人間が判ろうとする時など、永遠に来ないのかもしれない‥‥。




※気が向いたら挿絵、後で挿入します。
※フィクションです!フィクションです!くしゃみの効果音ではありません(
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